▶︎ 初めての方へ『5分でわかるトルコリラ投資の魅力』

トルコリラ円スワップ生活の始め方|おすすめ口座とスワップ運用のコツ

スワップ狙いの運用口座のご紹介

トルコリラ円スワップ投資の口座選び3つのポイント

トルコリラ円スワップ投資は数年にわたる長い投資期間が前提となるのですが、その口座選びを間違えると、年利で10%を超える違いとなることもあります。

また、FX会社側も利益を上げる必要があるため、私たち投資家側に隠れたコストが掛かってくることも知っておくべきです。ここでは、私が口座選びで重視している3つのポイントについてご紹介します。

1. スワップポイントの高さを最優先に

スワップ投資の利益には、スワップポイントの高さが直結します。FX会社ごとにスワップポイントは異なり、日々変動するため、安定して高スワップを提供している会社を選ぶことが重要です。

例えば、同じトルコリラ円でも、A社では1日あたり40円のスワップが得られるのに対し、B社では20円しか得られないこともあります。この差は当然ながら、1年後にはさらに大きな利益の差となるため、スワップポイントの高さを何よりも重視すべきです。

スリープ

ブレが少なく安定して高いスワップを提供する企業を選ぶ

2. 「リラ円のスプレッド」を必ずチェックする

トルコリラ円は「マイナー通貨ペア」と呼ばれ、主要通貨ペア(ドル円やユーロドルなど)に比べてスプレッドが広くなりがちです。

スプレッド:買値と売値の差のこと。広いほど取引コストが高くなる。

例えば、ある会社ではトルコリラ円のスプレッドが10銭なのに対し、別の会社ではたったの1銭というケースも日常です。これは売買頻度の少ない高金利通貨だからこそ初回取引で利益を取ろうとするFX会社と、人気の高金利通貨のスプレッドを狭めることで、それを呼び水に集客につなげようとするFX会社との違いです。

「いま使っているFX会社はスプレッドが狭いから」と安易に判断するのではなく、「トルコリラ円のスプレッドが狭い会社」を選ぶようにしてください。

スリープ

ドル円のスプが狭いからリラ円も狭い、とは限らない!

3. 積立&複利運用には「積立専用口座」を活用しよう

スワップ投資を長期的に行う場合、積立投資や複利運用を取り入れると、資産を効率的に増やすことができます。その際に役に立つのが「積立専用口座」です。

積立専用口座では、定期的に自動でトルコリラ円を買い付けたり、毎日のスワップ収益を自動で再投資したりする機能が備わっています。これにより、手間をかけずに資産を雪だるま式に増やすことができます。

スリープ

同じ元本でも「スワップの再投資」で資産が育つ

このようにトルコリラ円スワップ投資には、大きく分けて「一括投資」と「積立投資」の2つの投資スタイルがあります。それぞれのスタイルに合った口座を選ぶことで、効率的に運用を進めることができます。

「一括投資」におすすめの口座

一括投資は、その時のレートでトルコリラ円をまとめて購入し、翌日から高いスワップポイントを受け取り続ける手法です。相場を読み取るスキルを持ち、リスクを取れる投資家に向いています。

レバレッジ3倍だと年利90%以上にもなる高スワップ状態を最大限に活かすことができる一方で、天井づかみをしてしまった場合はロスカットのリスクに怯えることになります。

おすすめ一括口座①GMOクリック証券FX

GMOクリック証券FX

スワップ投資口座おすすめNo.1

GMOクリック証券は、スワップポイントの高さでは常にトップを走り、トルコリラ円スワップ投資を始めるなら外せない口座です。特に、ここ1〜2年間は安定した高スワップを提供している点が魅力。

ただし、トルコリラ円の取引上限が100万通貨までとなっているため、150万円以上の予算(想定レバレッジ3倍)を運用したい場合は、他の口座と併用する必要があります

スリープ

25年2月現在、最大で3,800円/日のスワップが貯まる口座

公式サイトで「今日のスワップ」を確認する

おすすめ一括口座②LIGHT FX

LIGHT FX

バランスの取れたお勧め口座

LIGHT FXは、スプレッドが狭くスワップポイントも高水準を維持しているため、バランスの取れた口座として人気です。取引上限が700万通貨まで設定されているため、予算が多い投資家にも対応可能です。GMOクリック証券だけでは補えない場合のセカンド口座としてお勧めです。

スリープ

1年後にはスワップ最高値の会社になっているかもしれないから、分散しておくことも大事

公式サイトで「今日のスワップ」を確認する

「積立投資」におすすめの口座

積立投資は、定期的にトルコリラ円を購入することで、為替リスクを分散する手法です。リスクを抑えつつ、特別なスキルを必要とせずにコツコツと資産を増やしたい方に向いています。

「積立専用口座」を使うことで、定期積立やスワップの再投資を自動化することができます。ドルコスト平均法で平均購入単価を下げることができ、長期投資を安定して行えるメリットもあります。

ただ、序盤の収益性は低く、根気強く再投資を続けることで大きな利益につながる手法です。

おすすめ積立口座|外為どっとコム「らくつむ」

複利効果を最大化する積立口座


外為どっとコムの「らくつむ」は、積立投資に特化した機能が充実しています。日/週/月単位で積立設定が可能で、スワップ収益を翌日に自動で再投資する機能も搭載。これにより、複利効果を最大限に活用できます。一度ルールを設定すれば、手間をかけずに資産を増やせる点が魅力です。

スリープ

機能は完璧だけど、スプレッドが広いことは把握した上でご活用ください

公式サイトで「今日のスワップ」を確認する

一括口座と積立口座の2つで運用する理由

①リスク分散&複利運用がメリットの積立投資

私は2023年9月から積立投資を始めました。当初は「5円を割ることはない」という考えのもとで買い続けましたが、1年後には4.1円付近まで下落する結果になりました。

ただ、約25%も下落しながら、ロスカットされずに保有できているのは、「ドルコスト平均法」と「高金利通貨」の2つのメリットを享受できたからです。

完全な下落局面ながらコツコツと買い増すスタイルであったことで「高値づかみ」のリスクを回避し、スワップポイントの効果も相まって、損失を補う形で成果を生みました。

1年後にはスポット評価(為替差損)はマイナスながらもスワップ評価の大きな利益があることで現状ではプラスになっています。

スリープ

もし当初から一括投資をしてたらすぐにロスカットされてた‥

②初月から大きなスワップ収益を産む一括投資

相場感を読み違えた私は「積立投資の強み」に救われる結果となりましたが、いよいよ4.1円付近まで下落した段階で一括投資を検討しました。

トルコリラ円の投資方針として「4.0円台は買い」と判断しているので、4円台前半であれば、まとまった額を買い入れる一括投資も妥当だと考えました。

結果として、現在も4円台をキープしていることもあり、この一括投資のスワップポイントが毎月の収益に貢献してくれています。

スリープ

ロスカットリスクは多少高いがスワップ収益も大きく、程よい緊張感と喜びを与えてくれる

③2つの口座で資金を動かしてリスク管理

積立投資を行う口座<らくつむ>ではスワップポイントを再投資して、一括投資をした口座<外貨ネクスト>ではスワップは再投資せずに貯め続けるという役割分けをしています。

その主な理由は、一括投資のリスクをヘッジするためです。

今後さらに下落トレンドが継続した場合にロスカットのリスクが高まるのは「ロスカット水準が100%の一括口座」となるため、日々のスワップポイントを資金に充てて維持率を高めていく狙いです。

スリープ

積立口座のロスカット水準は30%と非常に低い

約定時のレートだと2円台に突入するとロスカットされる想定です。
※下記画像の「ロスカット発動レート」部分

<一括口座のロスカットシミュレーション>

<一括口座のロスカットシミュレーション>

参考:外為どっとコム ロスカットシミュレータ

スリープ

スワップが貯まるごとにロスカットまでの値幅は遠のく!

2つの口座で資金を動かしてリスク管理

2つの口座を持つメリットのもう1つは、両口座間で振替をして投資戦略を調整できる点です。

らくつむはロスカットラインが低い(30%)ものの、維持率が100%以下になるとスワップポイントでの買付(再投資)ができなくなるため、下落時にも維持率100%以上を保つための資産管理が重要になります。

この点をカバーするため口座間での振替機能を活用し、下落局面においても長期的な複利運用を続けていけます。

スリープ

「一括口座が産む安定収入を積立口座に振替る」が理想

その他にも、もし近い将来に価格が大きく下落した場合は、利益の出ている積立口座から一括口座に資金を振替してロスカットリスクを避けることができます。

また、もし数年後に「買い時だ」と判断する相場が訪れた場合は、一括口座に貯まったスワップ利益を積立口座に振替し、買付額を増していくなどの調整をすることができると考えます。

スリープ

積立を続けるために「再投資しない口座」の役割が大きい

先々の相場を読むことはできませんが、それぞれの相場状況に応じて「資金移動を活用したリバランスを取れる」ということは、資産管理の柔軟性が高まり、長期投資になるほどに収益性(もしくはリスク)への影響も高まると考えています。